「俺、40とか50になってから貯金するよ」
「今は貯蓄ないけど、その気になればいつでも貯金出来るよ」
以上のような発言を聞く事があります。
今日はこれらに対して、
人生におけるお金を貯める時期
について将来のライフプランを考慮して、お伝えしていきます。
単刀直入にお金を貯めやすい時期は3回訪れます。
次章から述べる3回の時期で貯まらなかったら、大抵の人が将来苦しい思いをするでしょう。
年齢が上がると給料も上がり、すぐにお金は貯まるだろうという甘い考えはやめた方がいいです。
私の資産形成ブログを見ていただいている地点で、読者の皆様は既に資産形成に対して意識が非常に高い方々だと思います。
そんな方々にも参考程度で読んでいただけますと幸いです。
独身時代
1つ目は独身時代です。
この時期はお金を貯めるボーナスタイムだと考えております。
自己管理さえ出来れば誰でも貯める事は出来る時期です。
ちなみに私自身が周囲の知人と資産形成について話す中で、1番多いと思う独身の貯金額は300万円くらいです。
そして、2番目に多いのが0円だと思っています。
つまり、完全に二局化しているというイメージです。
この二局化は将来的に見ると莫大な差となってくるのです。
理由は、将来における運用効率の差が大きく出てしまうからです。
例えば、保険や投資信託を若い間から積み立てをしている場合、複利効果の影響で元本は、数十年後には大きく膨らんでいった金額となってきます。
10年間、月3万円の積み立てを平均年リターンが約7%と言われているS&P 500に投資したとしてシュミレーションします。
月3万円を10年間積み立てた場合の元本は360万円です。
一方、運用に回した場合は、10年後には最終積立金額5,192,544円となります。
資産の差は一目瞭然となってきます。
また、若い間に貯蓄を行う習慣を身につける事で、将来的に順調に資産形成する習慣が身につく事も想定出来ます。
子供が小学校卒業するまで
2つ目は、結婚した後に生まれた子供が小学校を卒業するまでの期間です。
例をあげると、自身が30歳の時に生まれた子供は42歳になった時に小学校を卒業します。
この12年間のことを指しています。
なぜかというと、子供がいる40〜50代の家庭の家計は大半がカツカツになるからです。
子供の高校、大学進学により莫大に教育費がかかってきます。
例え、40代で年収が高くなっていても中々きつい現状になってくるでしょう。
その為、子供が小学生の間になるべく蓄えろという事です。
また、子供が中学生以降になってくると支出の先行きが不透明になってきます。
なぜなら、子供が高校から私立に入学したり、理系の大学に進学したり、留年をしたりなど想定出来ない事情が発生してくるからです。
この場合、その時に貯金があったとしても支出に備えてキャッシュを増やす事が想定されるため、効率的な運用に資金を回すことが出来なくなります。
何歳になっても効率的な運用が出来ない事は将来の資産額に莫大な影響を与える事になってしまうのです。
子供の独立後、退職するまで
3つ目は子供が独立して、自分が退職するまでの期間です。
大抵の人は50代中盤前後から定年退職する65歳前後になります。
この期間は子供が独立し、教育費などが一切なくなり、自分達が死ぬまでの期間のお金を貯めなくてはいけません。
この時期は3パターンの人に大体分かれてきます。
- 将来のお金は既に貯まっていて老後のお金は大丈夫な人
- ある程度は老後資金を貯めており、残り10年の勤続期間でゴールが見えている人
- 老後の生活費が全くない人
少なくとも、1か2になっておかないと、老後の明るい兆しは見えないでしょう。
まとめ
人生でお金を貯める時期というのは3つあり、
- 独身時代
- 子供が小学校を卒業するまでの期間
- 子供が独立して、自分が定年退職するまで
年齢が上がって給料が上がると貯金が出来る様になると、甘い考えをするのはやめたほうがいいです。
私自身、無理をしてお金を貯める事はストレスになるのでお勧めしません。
無理なく、楽しみながら貯める事が出来るのがこの3つの期間だと考えてます。
お金は貯めていて損をする事は絶対にないです。
自分自身の将来の資産形成について深く考えるきっかけになっていただけますと幸いです。